ガーミンの調子が悪くって、どうも信じられなかったので、最初から目一杯はしる。35kmで売り切れ。そこからは、脚におべっかをつかって何とかはしってもらう。
よ、長いよ、とか、内股具合に味がある、とか、きみは出来る子なんだからとか。へそをまげながら、なんとかゴールまで走ってくれました。
ヘロヘロだったけど。
PBを1分だけ更新。
記録:3時間22分40秒
東京マラソン。
スタート間際になっても、ガーミンがなかなか衛星を捉えない。
やっと捉えたと思っても、すぐロスト。
その状態のまま、9時10分を迎えて号砲。
走りだす。結構前にいるため、後ろからのプレッシャーがきつい(^^;
邪魔にならないよう、少しバラける前までは速度を上げる。
少したってガーミンを見る。
キロ3分半。ん?それはないだろ。ぼく、そんなに早く走ったことない。
まあ、いい。さらに走る。1kmすぎたってガーミンが教える。
ちょっと早いなぁ。タイムを見る。キロ2分45秒。
完全に嘘。なんだ君は?(^^;
信用できないけどどこまで落としていいかわからないので、行ける所までこのままのペースで行くことにする。
3kmくらいで、サブ3のペーサ―に抜かれる。
ん?そんなスピードだったの。ま抜かされたから大丈夫なんだろう。
東京マラソンはスポットとして自分のよく知っているところが、知らない道でつながっていることを知るのが楽しい。
新宿の靖国通りと飯田橋の靖国通り。おなじ通りだなんてあまり考えてもみなかった。
飯田橋の駅を越えて、九段から皇居方面へ。皇居逆送。人としてこんなことが許されるのかしら。
ちょっとした背徳感を楽しむ。
このあたりで10km。あとでランナーズアップデートを確認したら、
5km:22分06秒
10km:22分8秒
だった。こんなタイム、普段じゃ絶対出ないぞ。
ここから品川までを往復。普段よく走る山手線半分走のコース。ちょっと嬉しい。行って戻って20km到達。
ここまでも22分台をキープ。よく頑張ってるじゃん。
でもこれは沿道の応援のせい。そんなに応援されると手が抜けじゃないないか。
迷惑だっ。嘘です。ありがとうございます。
有楽町の高架をくぐり銀座を走る。日本橋を曲がって、永代橋方面へ。えー、これから向かうのは浅草じゃないの。
そっちいったら引き返さなきゃなんないじゃん。ちょっとぶーぶー言いながら走る。でもって少し先でブーブー言いながら曲がる。
浅草方面へ。28kmあたりで、道路越しににスカイツリーが大きく見える、かっこいー。
浅草の折り返しは雷門。ん、いいね。この辺で食べられるのは人形焼きかな。
でも今日は走ること優先。人形焼きはいつでも食べられるけど、こうして走れるのは滅多にないことだもの。
折り返して今度は何も遮るもののないスカイツリー。オールスポーツのカメラを少し意識する(^^)
通り過ぎて30km。ここまでの5kmラップは23分11秒、23分37秒。
このあたりから徐々にスピードが失われていくことを感じる。銀座に戻り、34kmを過ぎるあたりから猛烈な渇きを感じながら走る。
自分のスピードに自信が持てなくなったので、コバンザメになる。前にいた大きな外人の背中を追う。
突然、外人ストップ。歩きだす。えー、それはないよー。走る。35kmすぎる。
なんとか給水。ボタンティアのお兄さん、ここまでくれば完走間違いないですよ。
信じない。
コースはここまで平坦だったところ、ここからは島を渡る橋がいくつかありそこそこの勾配が続く。
ただでさえスピードは落ちるが、間の悪いことに道中でできた肉刺が、自己主張を始める。
ぼくは基本的にフォアフットで走るが、肉刺が痛くてつま先がたてれなくなってくる。
喘ぎながら走る。意識して腕を振りその反動がもらえるように走る。
40km経過。
35kmまでのラップは24分41秒だったが40kmでのラップは27分58秒。落ち過ぎだ(^^;
40kmを過ぎるあたりで、沿道のお兄さんから声がかかった。「あと10分の我慢!」
本当だな。本当にあと10分でいいんだな。もはやスピードが出せない足で走る。
一生懸命走る。ゴール。
40kmを過ぎてからのラップ。13分24秒。
お兄さんの嘘つき(^^;