佐渡での夏休みその1

ゴール翌日、というかゴール当日の人も結構多い日曜日の朝ごはん。
制限時間が朝6時ということで、ギリギリまで楽しみゴールするのはその直前という強者も大勢います。そういう人たちがお風呂入って軽く仮眠を取るだけの時間を考慮して9時に始まります。
いい加減、ぼくお腹空いてるんだけど😞

この朝ご飯は通常は名ばかりで宴会に成り下がるのですが、昨今のご時世一応朝ご飯という体裁を考慮し、前にはプラスチック板を配置し飲みたい人が歩き回らないようビールは1人1本すでに栓を抜いた状態で配給されています。
ぼくのビールはお漬物作るときか牛さんが食欲ない時のご飯にでも使ってください。
とはいえ、おかずは基本おつまみ、米は持って帰れというのが基本姿勢のようです。セルフサービスで食べることはできます。
朝ごはん終了のあとはバスで両津港へ向かい、そこから新潟までまた飲み会が延々と続くそうですが、そんなもんはもうぼくには知ったこっちゃありません。
エブリデイ夏休みのぼくは，今日は佐渡で遊びます。
前置きが相変わらず長い😓

ということで，ホテル夫婦岩前からバスを乗り継ぎ2時間。ぼくが向かったのは小木港。
もちろんここは昨日走っているので知っているところなのだけど、なんでそんなとこ行くんだよ、という質問には、たらい船に乗りたかったから，と答えます。

たらい船を知っている人は知っていると思いますし、知らない人は知らないと思いますが、たらいに乗って近くの湾内を走ってもらうという、観光用の遊覧設備なのです。で、実はこれが面白いとの声が佐渡一周ウルトラマラソンの参加者のなかでも有名なのです。
お前ら、レース中に何やってんだよと真似っ子したいところですが、元来生真面目なぼくとしては、走る時は走る、たらい船にはたらい船に乗る時に乗る、猫の写真は撮りたい時に撮る、という性格なので、こうしてわざわざバスで2時間かけてやってきたわけです。
たらい船は、小木、宿根木、矢島・経島の3箇所にあるのですが中でも評価の高い矢島・経島に向かいます。小木から約3km、ただアップダウンが多いので流石に今日は走りたくありません。
小木港にはそんな人のためにレンタルバイクが用意されています。通称ネコチャリ（違）エコチャリ。電動機付き自転車です。2時間500円。

本当にエコです。
お借りします。仮に名前はネコ吉1号機ということにします。1号機、シグナルブルー、快調です。電動機付き自転車に乗ったのは初めてでしたが本当に快適なのですね。昨日苦しんだ坂道を難なく上ります。
来年以降、また佐渡一周ウルトラマラソンにでる機会があれば，この区間だけはこれを使ってもいいかなという気になります。多分叱られます。
ということて、たらい船乗り場に到着。乗り込む機体を紹介されます。

仮ににゃん吉2号機ということにします。2号機はパイロット付き。パイロットのお姉さんは赤いジャンプスーツの似合いそうな勝ち気な100戦錬磨の古豪…違うな、まだ見ぬ強豪…ご老体（失礼だな）、熟女…まあそんな方です。
たらい舟を器用に操りながら内海の解説をしてくれます。
矢島・経島というのは親鸞だか法然だかが流されてきた時、それを許すと認めた主上からの手紙をどうしたこうしたで，その時島に矢が刺さって、お経を読んだらどうだかなったという話を聞かせてくれました。