マラニックという言葉を知っているだろうか。
マラソンとピクニックを掛け合わせた和製英語でストイックなランニングやトレイルランとは違い、地域の景色を楽しみながら、美味しいものを食べてのんびり走るという、ゆったりとしたスポーツイベントという認識が一般的である。
さて帝釈峡マラニック。
コース図と高低表を、大会HPから借用する。
コース図はともかく、この高低表。
平坦な区間がほとんどない。ほぼ上りか下り。
累積標高が1,468m。上り坂の距離の合計値がそれだけあるということである。
ちなみに100kmを走るウルトラマラソンで、かつて東の横綱と言われた野辺山ウルトラマラソンの累積標高が2,080m、
西の関脇クラスの京丹後ウルトラマラソンが1,250mである。
帝釈峡マラニックは66kmでこの累積標高なので、野辺山ウルトラマラソンを同じ割合で計算すると2080/100*66=1372となり、体感のきつさは野辺山を超えることとなる。京丹後の累積標高は66kmですでに超えてしまっている。
制限時間がある。野辺山ウルトラマラソンは14時間。帝釈峡マラニックは10時間。これも割合で計算してみると14/100*66=9.24。こちらは少しだけ楽ということになる。とはいえトラさんの地元を走る柴又100Kウルトラマラソンは15時間。
15/100*66=9.9。ほぼ同じくらいの時間設定となる。ちなみに柴又100Kの累積標高は20m。
さらに関門も2ヶ所。15時までにコース図のA8、16時までにA9のエイドを越えられない場合は以降走ることができない厳しい掟がある。
ここでぼくが言いたいのは、これをマラニックと呼んで良いのか、マラニックという名前で人心を悪戯にまどわせていないか、ということである。
ウルトラマラソンなんてできないけどマラニックならやってみたーいという婦女子を名前で誘っているのではないかと。
実際141名の参加者には女子の割合が多かった気がする。
大会本部のこのネーミングに賛辞を送りたい。
どうでもいいけど帝釈峡マラニック、折り返しとなるコースが数箇所あり、上のコース図では少し見づらいかもしれないけどA5のエイドを過ぎた先の折り返しルート。
ぼくが入っていくところで先頭のランナーが出ていくところにすれ違ったのだけれど、その少し前には先導車が走っていて、放送が聞こえる。
「本日は帝釈峡マラニックが開催されており、141名のランナーがこの地を走り抜けます。これより先頭のランナーが通ります。沿道の皆様、盛大な声援でお迎えください」
おい、本当にマラニックさせる気はあるのか😩
で、お前は今回のマラニックどう思ったんだと聞かれるとこれは間違いなく楽しかったと。
コース誘導がとてもしっかりしてるので、自分で地図を確認する必要がなく、走ることに専念できる。
延々と続く上り坂、最近は上り坂は歩くところと決めていたものの今回は、どこまで上りが続くのかわからないので関門時間が怖くて歩けない。全ての坂を走った。
エイドの数は多く、ほぼ5km毎。飽きることなく適度なリズムで走り続けることができる。
美しい景色。写真撮る時だけ立ち止まる。
ただ、最後の5kmあたり長い下り坂から上りに切り替わるタイミングで転んだ。
久しぶり。
何が痛いってタイツ破れたのが痛い。CW-Xのスポーツタイツは高い。
涙を堪えて立ち上がり、今回は最後までスピードを緩めない。
全てのエイドに立ち寄って接待を受け、
エイドのおばさまから「藪に突っ込んだんじゃないの?タイツにイガイガついてるわよ。おばさんとってあげようか」
と言われた時は「緊張するからいいです」と断り、
折り返しのポイントで観光客のおばさまから「ほら、あそこの崖、絶壁ですごいでしょ。今ロッククライミングで登っている人いるのよ」と声をかけられ、え、どこですか?と返したら「ほらほらあそこ、3人ぶら下がってるのが見えない?ほら、あの下の方」と言われてもわかんない。仕方ないので「あー、わかりました。あそこに見える気がします。」と答えて後で写真見て確認しようと思ってちゃんと写真撮った。
今見てもわかんない。
お手洗いには3度立ち寄り、どういうわけか2回が他人と同じタイミング。
2回ともきちんとお先にどうぞって譲った。
で、最終結果。
時間より平均ペースが6’55/kmだったのが嬉しい。
全部ひっくるめて1kmあたり6分55秒で走ってますよってこと。
今回はひさしぶりにがんばったなーという気がします。
最後は恒例SUUNTOさんによるランニングの軌跡。
おひまな方はご覧ください。
見えなくていいものが見えてしまうにゃんたさん、今回は珍しく見えるはずのものが見えなかったのですね。逆か。観光客おばさまが見えてしまうタイプだったのかも。
一番見たいエイドの写真がないのはなぜなのでしょうか。代わりに軌跡を見ておきました。
多分見えるはずのもの見えないので、見えないはずのものが見えるのかもしれません😅
エイドは次回特集号。
私も軌跡みました
音楽も可愛く、これなら短いコースならちょっと練習すれば
私でもいけるんじゃない、と思ってしまう
でもCWーXは高価
破けたら泣いてしまいます
所で大根と牛蒡さんはどうされてるのでしょう
大切にされてるか、心配です
行きましょう。短い距離から始めて、すぐ長い方がコスパ良いことに気がつきますよ。
キロあたりの単価が安くなります。
長いのはしったあとは、きっとワインもさらに美味しくなると思いますよ🍷
牛蒡と大根は…
ハードマラニック😁
そういえば赤赤間関もマラニックなんだよな。
いやあ、坂の連続がエグい
これをキロ7未満で制覇ですと!!
さすが坂◯カのにゃん様
景色は確かにいいけれど
この大会はお供できかねまする🥹
あー残念🤪
ここ綺麗だから次来ればいいのに、とは思ったもののこんだけ坂おおけりゃ嫌っていうだろうなーとは思ってました😁
RPG、楽しい( *´艸`)🎵。だけどこのコースの、何回かの折り返しは心が挫けそう。。。たいへんよくがんばりました\(^^)/。
いや、結構すれ違うのも楽しかったよ。
折り返しなら折り返しなりの、周回なら周回なりの楽しみっってあるものです。
CW-Xは修理に出しましょう!
私もこの夏、2ヶ月かけて修理してもらいました。
ただ、見事に「修理した」とわかるシロモノになって帰ってきましたが。
マラニックの軌跡みました。
ときどき出てくるティラノサウルスは、応援の方でしょうか?
もう少し、イヤかなり距離が短ければ、景色も綺麗だしチャレンジしてみたい気もしますが・・・
ティラノはボランティアの方かな。ハイタッチしてあげて下さいって言われました😁
景色よいし、美味しいし、ここは一つウルトラに踏み出して見る時かと。