ある・小さな・夜の音楽

おひまつぶしのKindle Unlimitedの２冊が期待以上に面白かったのでご紹介。
一冊め。
アイネクライネナハトムジーク。
もちろん出典はモーツアルトのセレナーデ。アイネ・クライネ・ナハトムジーク
マリオの1面の最初の音楽を思い出した人はナカーマ😁

この人の作品には珍しく、泥棒も強盗も殺し屋もでてこない。（注：いつも設定は物騒だけどとても気持ち良く読める小説です）
そして短編集？
と思ったら連作短編集だった。
現代過去、色々な人の何気ないエピソードが何気なくつながっている話。
一番気に入ったのが、すぐにつまらない英語を口走ってしまうお父さんのセリフ。
「俺はストロンガー・ザン・ストロンガーだ」
ストロングの比較級の話ではなくて、いやそうだけど、「俺はストロンガーより強い」と。
ストロンガーってのはこういう人。

昭和仮面ライダーのかなり後半の人で、決め台詞は
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ！ご飯ですよと母が呼ぶ（違）悪を倒せと俺を呼ぶ！ 聞け悪人ども！！ 俺は正義の戦士！仮面ライダーストロンガー！」
でした。
おすすめの一品です（仮面ライダーのほうのはなしではなくて）
作者の伊坂さんの本はKindleUnlimitedに結構多く収録されてるのでとても嬉しい。

２冊めは
会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語 (日本経済新聞出版)

なに、その頭の痛くなりそうな本、とおもったあなた。
まあ騙されたと思って😅
簿記の成り立ちについてレオナルド・ダ・ヴィンチのお父さんの話から始まって、
ビートルズのポール・マッカートニーが楽曲権利をマイケル・ジャクソンにとられて、
自分の映画で「イエスタデイ」を歌うのに使用料として１ポンドをマイケルに払わなければならなかった話とか
で、最終的に国際会計基準の成り立ちまでがわかるというお得な構成となっています。

2024年1月からは新NISA制度が始まります。この機会に投資を始めようと思っているあなた、簿記を知っていることはお得になっても損になることはありません。
これ一冊読めば十分というわけではありませんが、こういう理由で簿記の知識って必要なんだって感じられると思います。
すでに簿記なんて知ってるって方には、へーそうなのね、って余計に楽しめます。
半日あれば読めますのでお暇な時にどーぞ。

今日のお昼ご飯は昨日ふたつぢゃやで買っておいた冷凍大福。
いちごとキウイとラムネとシャインマスカット。

まぁなんてことでしょう🫠
っていうくらい美味しい。