さて伊勢神宮。
伊勢神宮は外宮と内宮を中心に125のお宮とお社の総称で、神宮林などを含めた広さは約5,500ヘクタール。
東京ドーム約1,200個分、甲子園球場なら約1,500個分です。
え、甲子園球場の方がホームランでにくいんだから広いんじゃないのと思ったあなた。あなたの感性は正しい。
グラウンド自体は甲子園球場のほうが広い。ただ面積を表す場合スタンドや球場関連施設も含めるので東京ドームの方が大きくなるわけです。
さて、この広い場所を全て回るわけには行かないので通常は外宮、内宮と回ります。
外宮から先に回るのは何も電車からのアクセスがいいからというわけではありません。
外宮は「伊勢市駅」(JR,近鉄)から徒歩5分、駅近優良物件で不動産屋さんも大喜びなわけですがそういうことではなく、「外宮先祭」という習いがあります。そもそも伊勢神宮の祭典は外宮で祭儀を行ってから内宮で行うこととされており参拝もそれに従う、となったようです。
で、ぼくたちは瑞穂館からGO。
到着。
外宮(豊受大神宮)。祭神は豊受大神。天照大神の食事を司っていた神様。
なぜ給食当番さんの方を委員長よりさきにお参りするのか。
理由があります。
さて、境内に入ると何か清らかでひんやりした空気。いや確かに寒い日だったんだけど。
あまりこういうことを言うと、オカルト系オタクのように思われてしまうのですが、どちらかというと霊感の強い方です。
何か事件や恨みが残っているような場所に近づくと、嫌な気配を感じて背筋が冷たくなったりします。
ここではそういうものが一切ありません。何かに守られているような、結界が張られているような感じがしました。
お社をめぐる際や橋を渡る際、外宮では左側通行、内宮では右側通行となっています。(そのように立て札にも書かれています)
エレベーターを歩く際(今は歩いちゃいけないんだけど)、関西では左側を歩くのは外宮に倣ってとされています(嘘)
内宮に行きます。
内宮までは意外と距離があるのでバスでの移動がおすすめです。外宮を出たところに内宮行きのバス停があります。
バスで約10分。意外と遠いのです。4kmくらいありますので歩くと1時間ほど、5分/1kmの少し早めのペースで走って20分です。
清廉な五十鈴川、橋を越えると内宮(皇大神宮)です。
このはし渡るなとは書いてありませんので、真ん中は通らず右側通行で渡りましょう。
五十鈴川には境内からも出られますが、綺麗な水の川底に小銭が投げ込んであります。
これはお馬鹿さんたちの仕業ですので、良いこのみんなは決して従ってはいけません。
小銭を投げ込むのは賽銭箱(正宮以外の宮でね)の前かローマに行った時にしましょう。
なお、正宮の前に賽銭箱がないのはここは個人的なお願いをする場所でないから。
正宮では、世界平和を祈りましょう。
おみくじ好きのあなたに悲しいお知らせがあります。伊勢神宮ではおみくじを販売していません。
ここに来れた今日が大吉なんだから、他に何があるの?
強気な姿勢が伺えます。
その代わり、お守りは各種取り揃えています。
一通りお参りが終了したら、あとはお楽しみ、おかげ横丁です。
内宮を出てすぐの賑やかな場所が、おかげ横丁だと思っていたのですが、正しくはここはおはらい町。その一角におかげ横丁があるようです。
赤福の本店で食べるのもよし、松坂牛を楽しむのもよし、です。
ぼくはトロロそばに、お芋のおむすび。結構なお味…とお値段でした😅
ここの夏場の名物に赤福氷(かき氷に赤福が入ってるやつ)というものがあるのですが、それは個人的にはお勧めしません。
だって赤福が冷たくなって、お餅固くなるんだもん。
時間がある時は本店(おはらい町にあります)で作りたての赤福をどうぞ。