確定申告相談に行ってきた

確定申告相談に初めて行ってきました。
今まではe-taxで済ませてきたのだけれど、今回どうしても入力できないところがあったので確認のために。
ぼくは個人ナンバーカードを読むためにはパソコンにICカードリーダーが必要だった頃からのe-taxのユーザー。
スマートフォンで入力できるようになったことにとても感動したのだけれど、今回のはどうも不具合のような気がする。

具体的には、複数回の退職金所得の入力について。
ぼくは数年前に会社を退職して以降自宅警備員なのだけれども、IDECOを解約できるようになったので、一時金として受け取ることにしました。
退職金には税制上退職金所得控除という制度があり、勤続年数に応じて控除額は大きくなります。
ただ2カ所以上から退職金を受け取る場合は、すでに使われた控除額分は2度と使えないこととなっていて、受け取る金額が残りの控除額を超える場合は税金がかかることとなります。
IDECOの受け取りも退職金と同様なのですが、IDECOは一時金と年金受け取りの方法を選択することが可能であるため、税金のかからない範囲で一時金を受け取り、残りは年金として受け取るという手段が使えます。
詳しくはこちらをどうぞ。ぼくの数少ない(つうかいまのところこれだけ)のお役立ちサイト
リタイヤ時のIDECO出口戦略シミュレーション

で、これで計算して一時金入力の金額を決め、申請を行い一時金の振り込みが行われて年末源泉徴収票が送られてきました。

計算上は源泉徴収額が5万くらいあるだろうと思っていたのですが、どこかで軽減してくれるルールがあったのかもしれません。源泉徴収額は0として送付されてきました。ぼくのツールのバグだとはあんまり思っていない。
ただあとで追徴だのなんだのと言われるのは嫌なのできちんと申告しておきます。
受け取り金額と、退職所得控除額を入力しました。

とすると、重複する期間があるはずですので、そちらを入力してくださいと警告されます。
マニュアルに従って入力しようと思います。

適用欄に記載のある重複期間を、入力しようとしました。
まず和暦を選びます。
選択できるのは、平成か令和のみ。昭和から働いているぼくは選択肢がありません。
終了ー。もう進めません。

ということで、今回確定申告相談に出向いたわけでした。
あらかじめ予約しておいたので11時ちょうどの入場です。
最初は若いお姉さんが対応してくれます。
個別ブースで立ったままスマホ入力を行うコーナーです。

ぼくは他の所の入力は全て済ませてあるので、保存しておいたデータを読み込み、退職金の入力のところが分かりませんとお話しました。
お姉さん、いきなり「質問があります」の札をあげます。
なんか詳しそうなお兄さんが駆けつけて、「どうされましたか」
手順通りに入力して見せます。お兄さん悩みます。
「なるほど、できませんね」
あたりをかけまわって色んな人に聞いているようですがわからないようです。
戻ってきて隣りで電話をかけ始めました。
結構長時間かかっています。
することがないので、お姉さんとお話ししてます。
職員の方ですか?
「いえ、アルバイトです。大学生なんです」
「これ難しい質問なんですか」
そういうこともないと思うんですけど、考慮されていないのかもしれませんね。
「この辺りの処理についてお詳しいんですか」
ま、かなり調べたので退職金周りについては全国で120番目くらいには詳しいと思います。
「え、すごい。あ、120番…微妙ですね😁」
とか会話していたら、なんとかお兄さん立ち直ったようです。
「あのー、退職所得控除額1260万ってなっているところを2060万に直して入力してみてください」
え?そんなことしていいの?2060万は重複期間がない場合の控除額でしょ。そんなことしてぼく捕まらない?
「はい、大丈夫です」
控除額に2060と入れると、当然重複期間を入れろとは出てきませんので処理は進められます。
で進めると、用紙の印刷画面が出てきました。
e-taxの場合処理の開始時に紙印刷か電子送信を選んで入力します。
ぼくは複数回試した際、紙に印刷して確認していたので保存していたデータがその設定で保存されていたようです。
もちろん、紙印刷からデータ送信に切り替えるような処理があることは確認しています(やってないけど)

お兄さん、テンパります。
「え、印刷画面…あのー、パソコンコーナーに行って初めから打ち直していただけますか。そこからなら紙印刷できます」
いやです。できるって書いてありましたよ。
お兄さん、僕のスマホをとりあげて色々操作してくれます。わからないようです。走り回っておばさんを連れてきました。
「すいませんねー、お時間かかって。あ、こちら椅子持ってきて差し上げて」
お姉さんが椅子持ってきてくれました。
時刻は12時過ぎてます。ぼくの予約は11時から11時半。大丈夫?
おばさん、お兄さんと話しながらがちゃがちゃがちゃ。
やることがないのでお姉さんと話しています。
「こういったことお詳しいんですか?」
えー会計関係のシステムも作りましたから。
学校でこんなこと勉強されてるんですか。
「はい、商学部なんです。簿記の勉強になるかと思って」
そーですか、簿記は知っておいた方が良いですね。

てなことをやってると、おばさんとお兄さん
「あ、もう少しでできそうです」
はい。ありがとうございます。頑張ってください。
(5分ほど経過)
「出来ましたー。控えはこちらの方に保存しました」
ありがとうございます。ぼく訴えられませんよね。
「はい。大丈夫だと思います」
思いますじゃいや😅
「いえ、大丈夫です」
「お時間かかって申し訳ありませんでした」
「勉強になりました」
ありがとーございましたー。
おなかすいたー。