第1回宮古島100マイルその2

さてエイド3を出発。
相変わらず鬱陶しい湿気。
走っていると分かれ道。まっすぐ行くと細い道。港へ向かう下り道が本線か。
さてどうしよう。
とおもったところで見つけたスーパーマーケット。


自販機みっけ。
影に入って、フラスク詰め詰め。
おばあがこっち見てる。
「おにいさん、こんなところでなにしてるの」(意訳)
(ゼッケンを見せて)あ、宮古島一周の最中です。
「どうしてにこにこしているの」(意訳)
疲れたなーと思って。
「疲れると笑うの。変な人だねー」(意訳)
(ほっといてください)とは思うけどおばあも笑ってる。
あ、そうだ。伊良部大橋の方に行きたいんですけど道はこっちでいいですか?
「この坂くだって漁港の方まーすぐ行って突き当たりのながーい坂を登ればよかよ」(意訳)
ありがとうございます。
さてと、ペットボトル捨てようと思ったけどゴミ箱ないので、お店入ってレジの人に聞く。
あのー、ゴミ箱ないですか?
「それはこちらで預かりましょうね」
ありがとうございます。
ちなみに沖縄では〜しましょうね、は「Let’s」の意味ではなくて自分の行動を相手に伝える時に使う言葉。
ということで走る。
漁港の中突っ切って坂上る。
ほんとにながーーい。
でれでれでれでれ。泳ぐように走る。
エイド4到着。


これで40km?
「いえ、場所の関係でここで37kmです。その代わり次のエイド5は50kmちょうどです」
次は10km先じゃなくって13km先ってことね。
走ります。
伊良部大橋到着。
路肩走るので、この時間帯にはちょっと怖い。
んだけど、この写真ではあまり走ってないね。


「驚き、桃の木、山椒の木一気に時を渡りきりー」を何度も呟き、
3.54km後「ついに出た出た、やっと出た!」でヤットデタマンの登場フレーズを完結、

もう少し走って歩道の日陰で崩れ落ちるように座り込む。
あー雨、降ってきたねー。やっぱり別に嬉しくもない。
しばらく走って思う。
エイドはまだ10kmくらい先かしらねー。
とふてていたところで、朝私設エイドを出してくれていたお兄さん。
「飲んでって飲んでってー」
ありがとーございます。
感謝の気持ちで記念撮影。
ブログ乗っけていいですか?
「のっけてのっけてー」


ありがとう大谷選手のユニフォームのお兄さん。

走る。平良港から街の中心部を抜け後は一直線。
ただ1箇所、左に曲がるところがあるので慎重に慎重に。
もうこんなこと2度とやらない、と思いながら走る。
ちょっと蒸し暑すぎ。誰責任者?
つかれたー。
口ずさむ歌はシバの女王。
わーたしはあなたーのー愛の奴隷。

労働環境の改善を訴えたい。
ようやくエイド5。


食べてって言われても、お兄さん困っちゃうんだよねー。
水分以外は喉を通りたくないって。

まだがんばってるなー。

そしてその3へ続く