屋久島一周ウルトラecoマラニック2023

屋久島一周ウルトラマラニック。屋久島1周100kmを走る。
今回で2周目で2回目の参加なのだけど前回は5年前？6年前？
楽しかったことだけしか覚えていない。

主に島の沿岸部を走るので、アップダウンはそれほど無いと思いきや島中央の山岳部の自己主張は激しく、海岸線までせり出してきたりするため、累積標高は1470m。Mな人が大好きな野辺山ウルトラマラソンで2000mちょいだからそれほど引けは取らない。ここはひとつの坂がそれほど長いわけでは無いのだけど、繰り返しが多くて平坦な区間が少ない。

なんてことは走った後に思い出すわけで、走る前は余裕しかない。
前日山登りで遊ぶくらい。
不安は気温の想定くらいかな。これも覚えてなくて天気予報を見てもあまりよくわからない。
最高気温は18度、最低気温は1桁になるかも。
うーむ。よくわからないので、ほぼいつもと一緒。
上は長袖コンプレッションシャツとTシャツの重ね着。
下はお高めタイツにショートパンツ。
背中に雨具兼防寒のジャケットとヘッドライト諸々を背負ってスタート。
基本的にウルトラの場合は補給食やお水はもたない。
だってエイドで十分なんだもの。
今回のエイドは１７カ所（ゴール後含む）
各エイドの基本は、ジュースやお菓子、果物なのだけれど、何カ所かは炊き出しエイドといううことで簡単なお調理が提供される。
基本系

各種炊き出し。

左上（1番目）：おうどん　左下（3番目）：トビウオのつみれ汁　右下（4番目）：おそうめん
右上（2番目）がよくわからなかったので、注いでくれた年配のおばさまに聞いてみた。
おばさん、これ何？地元の郷土料理？
「そうじゃ。地元の料理じゃ。おむすびにもあうからこれももってけ」
ありがたくいただく。
塩気の効いた懐かしい感じのする味。
ふーん、こんな郷土料理があるのか。あとで調べとこ。
あとからきたランナーが隣のおばさまに同じようなこと聞いてる。
「これ何ですか？」
「あ、コンソメ」
え？そうなの。地元の郷土料理じゃなかったの？
年配の方のおばさまを見る。
「はっはっは。地元のババが作っとるんじゃから地元の郷土料理じゃ」
さいですか😅美味しかったです。

屋久島一周では西部林道とよばれる道を通る。
西部林道は世界遺産でありながら、北部の永田地区と南部の栗生（くりお）地区を結ぶ県道で、舗装路だが車種や通行時間帯等厳しく制限されていて猿や鹿がよくみられるという。

ただぼくお猿さんは沢山見るんだけど、鹿はここでは見たことないんだよなぁ。
見たことあるのはこれくらい。

走っていて、気になった植物。
やけに大きい。もちろん野生種だろう。

あとでGoogle Lensに聞いてみた。
クワズイモだって。サトイモに似てるけど毒性があるそうな。
お猿さんが間違って食べないことを祈ります。
ぼくは大丈夫かな。さといもそんなに好きじゃないし。

屋久島では猫さんを見かけることがとても少ない。
今回ぼくが見たのは2匹だけ。
1匹は一湊海岸のあたりの坂道。
このときはちょっと一生懸命登ってる最中だったので、写真撮れず。
もう1匹は、山間の牧場（っていうのかな）。
1人でゴロゴロしてました。

ちょっと遊んであげたかったのだけど、おじさんちょっと忙しいので涙を飲んで走りました。

70kmを過ぎる頃にはもうへろへろ状態。
今回は、写真とエイド以外はほぼ真面目に走っているので、かなり疲れている。
夕暮れを迎える頃には、胃がやられて吐き気さえしてきた。

もう先のことは考えられなくなって、目的地として考えるのは次のエイドのことだけ。
エイドについても何も食べたくない…

そんな時。すくわれたのがこれ。

お善哉。お善哉とお汁粉の違いは小豆が入っているかどうかっていう定義は関西圏だっけ。定義に地域差があるのも珍しい。どうでもいいことを考えながら暗くなっていく道をすすむ。やっぱり甘いものは正義。

で、なんとかゴール。
時間　12時間49分59秒。
あれ、前回より早い気がする。
途中でお昼寝しなかったからな😅

ということで、お暇とお時間のある方向け行程動画とダイジェスト動画。
今回時計がなんどもGPS見失ったのできちんと取れてるか心配だったのだけれどもしっかり記録してくれていました。ありがとうSUUNT。

行程動画

レースダイジェスト