萩往還道は瀬戸内海側防府と日本海側萩を結ぶ街道として江戸時代に開かれた。この街道を使って長らく開催されていたのが萩往還マラニック。最長250kmを走る大会がかつてあったが2018年第30回を最後に、運営上の理由で終了した。
昨年度、スタート地点や最長距離が100kmとなって新たに開かれることとなり、今年は第2回。ただこの大会、すでにマラニック(マラソン+ピクニックの造語)の域に収まらず、制限時間が非常に厳しい。昨年完走率が悪すぎて今年は1時間長め16時間に設定されることとなったが、それでも最終的に完走率は50%程度だったようだ。
スタート後まず20km先の防府天満宮を目指して引き返し。ほぼフルマラソン終了後、山道主体のトレイルを30kmで萩に到着。再度引き返して終了となる。
ということで、参加者約200名はスタート時間3時半より20名1分間隔でウェーブスタート。
ぼくは相方と一緒に2組目スタート。最初からマジ走り。
5分代後半から6分代前半で。
普段、グダグダ走るだけなので、きっつい😓
4時間半でお参り込みフルマラソン終了。
お天気は曇りがちから時折日差しが強まる程度。
なんとか耐えられる。
山へ。舗装路の急坂を3kmほど走ってから往還道に入るわけだが、ここで相方にトラブル。
足攣りが続け様に両脚。もう脚の筋肉がボコボコで見るからに辛そう。
相方はこの後何度も足攣りにおそわれ、その間は動けなくなる。
ただ前半のフルマラソン部分で30分ほど余裕ができているので、焦らず騒がず走れるところだけを走る。
相方が事前に用意してくれていたタイムシートが秀逸。
通常のタイムより少し遅めに設定して、拠点ごとの通過時間を記載してある。ただ、このシートに従うと…
ゴール時間を6分オーバーする。
シート設定値よりできるだけ早めに到着するようにする。
淡々と走れるところを走る。
往還道の石畳。昨日降った雨のせいか、苔でずるずる。
思わず石につかまりぶら下がるくらい。ここは帰りが怖いぞう。
先を急ぐ、
難所、一升谷。かなりの急坂で、下から登ると頂上に到達する頃には一升の炒り豆を食べてしまったと言う逸話の場所。
往路はここを下る。下りは走らないと間に合わない。ステップを踏みながら下る。
枯葉を踏んだつもりがその下に大きな穴。盛大に転ぶ。
これ酷くない?
ただ結構うまく転べたので、被害は手のひらと膝に擦り傷。それからタイツに穴。C3Fitのこのタイツは結構高い。
とりあえず、怖いので後から見ることにして、この場は走る。
山越え終了。
後から見たらこんな感じ。
萩往還道を抜け、梅林公園で引き返し。
今度は一升谷を登り返したところで、エイド。
時間が気になる。残すとこあと4.5時間。
エイドの人、「あと20km」
坂を降り体感2kmも走った頃、パトロールのお兄さんが車を止めて、声援。
「頑張れ、後20km」
おい、ちょっと待て😓
さらに走って大エイド。時刻は3時半。どこかで次のエイドまであと3.5kmって見た。
到着。
エイドのお兄さん。「あと、18.5km 走れば間に合う」
どうしてみんな、そう勝手な数字いうかな。
最後のダラダラ坂。ここで相方よく頑張った。出来る限り走る。
残り約11kmのエイドに2時間強残して到着。
ようやくこれで先が見えた気がする。
心配だった往還道石畳の苔、日中の日差しで乾いたかさほど滑らない。
下り激走。
往還道を抜けダムを越える。
以前の萩往還マラニックを知っている人なら、懐かしさで涙が出そうな当時のゴール、瑠璃光寺の前を通って、隣町湯田温泉のゴールへ。
制限時間に20分残してゴール。
はい。お疲れ様でした。
SUUNTOさんの報告によると
歩数:124,218
消費カロリー:12,537kcal
恒例 経路動画