2021秋キャノンボール

土曜日はキャノンボール。正式名称は六甲縦走キャノンボールラン。

ルールはシンプル。

エンジン以外何でもあり!
人力、MTB、馬、ウィングスーツ、グライダー、スケボーなどなど
とにかく一番でゴールした者が勝ち。
とは言うものの、競技者、ボランティア・エイドを含む全ての参加者が一生懸命楽しむ神戸の草レース。その他のルールとして、
 ・死なない
 ・酒に飲まれない
 ・あまり文句を言わない
等がある。
コースは須磨浦公園・宝塚の六甲縦走路(公称56km、なんだかんだあって今は40kmくらい)このルートを片道走る(SPEED)、夜間に片道走る(NIGHT SPEED)、往復(POWER) 、1.5往復(RAINBOW)、2往復(OVER THE RAINBOW)等が用意されている。参加費一律と言うのがすごい。
話を戻す。キャノンボール参加のため宝塚駅で超ウルトラマラソンの相方、Nancyと落ち合う。
Nancyは昔一緒にやっていたランニングサークルの仲間でもう随分と長い付き合い。
突拍子もない行動と企画力の持ち主で、ぼくがウルトラや超ウルトラに参加するようになったのも彼女の影響、と言えるかもしれない。キャノンボール自体はぼくが紹介したのだが、SPEED、NIGHT SPEEDを経験し、次は「POWER出るから」。
お前も出ろ、と言うことである。ぼくに反論の余地はない。お供します。
スタートは16時にする。キャノンボールのスタートはコロナ以降結構緩やかで、密を避けるためみなさん勝手にスタートする。タイムは自分で測って自己申告。
さて待ち合わせ場所へ。彼女の第一声。「どうしたの、目?」
実はぼく、今日は右目に眼帯をしている。
今朝、起きてメガネをかけるとレンズ面にまぶたが触れるような感触がある。あれー、なんだ?そういや昨日目がコロコロするような気がして、よく手でこすってた。
まだ時間もあるし、とりあえず近所の眼科に行ってみる。
「どうしたの?と聞くまでもなく腫れてるね。上瞼だけじゃなくて下瞼まで腫れてる。痛いでしょー」
いやそれほどでも。
「目薬出しとくから挿しといて。一日4回。2種類あるから1つ挿してから5分後にもう1つ」
先生、ぼく今日レースがあって走るつもりなんですけど大丈夫ですかね。
「あー、それじゃあレース始まる前と終わった後に挿すようにすればいいよ。その間あまり触れないように眼帯とかしといて」
先生、レースの時間長くても4時間くらいと見ているようだけど、本当は1昼夜なんだよな。でも走っていいんだよね。目薬刺し忘れたらどうなりますか?
「そりゃまぁ、治るのが遅くなるかな」
じゃあ、いいや。実はぼく、左右の視力が極担に違うガチャ目なので利き目以外はあまり使わない。眼帯して目を閉じて走ることにする。
と言うことで、やっとスタート。
スタート位置は塩尾寺(えんぺいじと読む)下の広場から。急勾配の坂をこえ塩尾寺傍から山の中に入る。幸いなことに他人とほとんど出会わないため、道を譲ったり譲られたりもなく自分たちのペースで進める。6時に近くなると山の中は鬱蒼と暗くなり、ヘッドライトをつけて走る。右目はいいや、と思って眼帯でスタートしたものの、やっぱり結構片目だと鬱陶しい。右からの視界が全くないので、右側の岩を掴もうとしてスカッと空振りしたり、右から猪が飛んできたらどうしようと怖くなったりする。そのせいか今日は本当によく転んだ。4回?5回?もっとかもしれない。ただまー擦り傷を負ったくらいで重大な怪我をしなかったのは幸いでした。
また辛かったのが雨。
天気予報で土曜の夕方から日曜日の朝にかけては雨だっての知ってたし、元々「雨のキャノン」はよく知られた単語なので降るだろうとは思ってたけど、あんな暴風とセットで来るのはないんじゃない。夜中すげー寒かった。
今回一番怖かったのが深夜の馬の背。
深夜だとあまり上手く写真が撮れなかったのだけど、明け方の馬の背と深夜見える範囲の馬の背。
実は既に2回、夜の馬の背は通ったことがあって、その時は一緒に馬の背を超えるメンバーが多かったので皆さんのヘッドライトでほぼ辿るべき道は見えていて、余計な高さがわかり辛い分、あら渡りやすいじゃんと思っていたのだけれど、今回はそうはいかない。この馬の背で、動いているのはぼくと相方の2人だけ。照らすヘッドライトは2つのみ。その限られた情報で渡るべきルートを決める。降り続く雨で岩がすべる。途中割れ目に足を挟まれて頭の方から転んでいったのだけれど、先に腕がつけたので大怪我をせずに済んだ。怖い怖い怖い。
冷えた心を癒してくれるのはボランティアのエイドの皆さん。
寒さに震える菊水山の頂上や折り返しを渋るぼくにやる気を与える温かいお汁粉は本当に助かりました、写真撮れなかった味噌汁やお粥、ポテトフライ、お世話になりました。キャノン名物エロ本エイドとマッサージエイドは時間の関係でお世話になりませんでした。
折り返した後もトラブル続き。荒んだ心は明るくなった景色が癒してくれます。
天気予報に逆らって雨降ったりしましたが。
にゃんたなんで走るのー?走りながらのたわいない会話。
人見知りで鬱だから。Nancyに答えます。
山の中から見えた景色。丸っこいのが甲山。
ぼくが写真を撮っていると、隣で休憩中のお姉様方の会話。
「甲山ってなんでカブト山っていうんだろうね」
カブトムシに似てるから。つい口にしてしまうぼく。
「えー本当?」
嘘です。本当は戦国武将の甲から。
「なんだー、頭と胴体探しちゃったじゃない」
Nancyが一言。
「どこが人見知りだよ」
今日の記録 距離:84km 時間;24時間36分04秒

6 COMMENTS

ゆりりん

悪天候のなか、無事のご帰還何よりです。

にゃんシーコンビ、相変わらず楽しそうにタフでスゴいことしてますね。

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小林 享

お疲れ様でした😃
身体のケアは十分されているとは思いますが後々に来ることもあるのでお気をつけください😃

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